最悪の内容だった。
サッカー日本代表の話である。
「悪い時の代表」というような単調な攻め。
点が入らない時に必要なパワープレーが全くできなかった。
後半に入って柴崎を下げて、攻撃の枚数を増やしていったが全く効果がない。
途中から入った選手も効果的とは言えなかった。
一方、シンガポール側の守備組織はかなりブロックを敷き、日本の痒いところをしっかり突いていたと思う。
また、今日に限ってはGKが非常に当たっていたという事もあって、日本にとっては運も味方しなかったと言えるだろう。
それを置いたとしても、この単調な攻めは何なのかと思った。
ピッチをワイドに使って相手を引きつけることもなければ、サイドチェンジで揺さぶることもない。
ただただ焦って攻め急いで最終ラインで弾かれての繰り返し。
個人的には柴崎を下げた段階でパワープレーに持って行きたいという意図は見えた。
柴崎を下げることで組み立ては崩れるかもしれないが、相手が攻める気0に近い状態だったのでその手もアリかと考えていた。
しかし、現実に起こったのは精度の低い放り込みサッカーという、何とも酷い攻撃内容だった。
枚数を増やすことで、フリーになった攻撃陣の個人技で切り込むチャレンジを期待したが何ら怖いところがない。
そうなると期待できるのはセットプレーからの事故まがいの得点だったが、それもGKの好セーブに阻まれてしまった。
それどころか所々カウンターの起点になってしまうケースも出てきてしまい、結果としては柴崎を下げたという点は裏目に出てしまった。
今日の試合で思ったのは、とにかく日本はパワープレーが下手糞であることは変わっていなかったという事。
ここまで決めるべき時に決められないという体たらくでは、本当に話にならない。
特に試合終盤では、相手の攻めっ気が全くなかったから良かったものの、中盤でボールがおさまらずに散漫なプレーになり、カウンターの芽を作らせてしまったシーンも見逃せない。
GKが当たっており、運の悪さもあったのでこんな試合が何試合も続くとは思いたくはないが、このような出来ではW杯で好成績を残すことはおろか、出場すら不安になってくる。
正直な話、U-22の代表戦でもこういう内容の試合はあったが、点が入っていたという点では、まだそっちの方が良かったとすら思える内容だ。
ハリルホジッチに求めることは、今日の試合内容を見て、日本の攻撃の悪いところを修正していって欲しいという点。
また、今後交代枠を使う際は、中盤でパスを散らせる選手は残した方が良いという事だ。
後者に関してはこの試合ではパワープレーの意図があったので仕方がないにしても、相手に理想的な守備をさせないような攻めのパターンはもっと増やすべきだと感じている。
精度もそうだが、現状だと攻めの選択肢が多くないと感じる試合だった。
このような試合を続けていてはダメだ。
そう強く思う程、酷い試合内容だった。
次の試合に期待したい。